孫 正義
1981年、「情報革命で人々を幸せに」のビジョンの下、株式会社日本ソフトバンク(現ソフトバンクグループ株式会社)を設立し、代表取締役社長に就任。パソコン用パッケージソフトの流通事業を開始する。1995年には米国Yahoo! Inc.に投資し、翌1996年に合弁でヤフー株式会社を設立。その後、ブロードバンド事業や固定通信事業などビジネス領域を拡大し、2006年4月にはボーダフォン株式会社(現ソフトバンク株式会社)を買収して移動通信事業へ進出。
現在、ソフトバンクグループ株式会社 代表取締役社長や、国内通信事業会社であるソフトバンク株式会社 代表取締役会長などの役職に加え、中国の大手電子商取引事業者Alibaba Group Holding LimitedのDirectorや、2013年7月に子会社化した米国の通信事業者のSprint Nextel Corporation(現Sprint Corporation)のChairman of the Boardを務める。さらに2014年には人型ロボット「Pepper」を発表し、AIやIoT、スマート・ロボティクスにも注力する。
また、インドの大手電子商取引事業者Snapdealやライドシェア事業を行うOla、中国のライドシェア事業者の滴滴出行(Didi Chuxing)など、急成長を遂げるインターネットカンパニーへの投資事業も進める。IoTを人類史上最大のパラダイムシフトと捉え、世界最大規模でマイクロプロセッサーの設計などの事業を展開する英国のARM Holdings plcを2016年9月に子会社化し、Chairman and Executive Directorに就任。
2011年3月11日発生した東日本大震災後には、自然エネルギー協議会、東日本大震災復興支援財団、自然エネルギー財団を設立。2011年10月にSBエナジー株式会社を設立し、クリーンで安全なエネルギーの普及にも取り組む。